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リュックはこの神父には曖昧な態度は許されないことを悟った。 「し、しておりました。」 「息子の名前は?」 リュックはもう少しで「アントワーヌ」と答えそうになったが、すんでの所で思いとどまった。 「ア…、アドルフ様で。」 「その彼が七月末には北イタリア戦線に出発する。見送るなら今のうちだというのがシャルロット嬢からの伝言だ。」 リヴェール神父はそれだけ言うと、帰って行った。 「い、今のは…?」 リュックもリザベットもこの出来事をどう考えていいのかわからなかった。カトリックの神父が単身この村にやって来ることはまれであった。来る時はいつも何人かの護衛を引き連れ、しかも、その際には、ミサに行っているかどうかなどを細かく調査していくのであった。そうした調査もなく、伝言のようなものだけを言い残していくというのはおよそありえなかった。 「本当にお嬢様からの伝言かしら? よりによって、あんな恐ろしげな神父に…。」 リザベットは疑ってかかった。 「う〜む。それにしても何のつもりで…。わしをルール家に呼び寄せて、いったい何をしようというのであろうか。」 リュックも神父の言葉を額面通りに受け取ることはできなかった。 「もしかすると罠かもしれん。のこのこ出向いていけば、何を白状させられるかわかったものではない。」 リザベットは夫の言葉に大きく頷いた。 |
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ドラマですね。なかなかシャルロットの思うようには運ばない。 |
沢里尊 2009/01/13 19:34 |
沢里さん、がっかりさせるような展開ばかりですみません。でも、きっと彼女の願いが叶うときが来る…、その日を信じてお待ちください。 |
すずな 2009/01/13 20:52 |
ドロップキック…、私にはそんな技は通用しない。本当に人に致命傷を与えようとするなら、その動きは相手に気取られないように最小限度のものでなければならないのだ。 |
フランソワ・ド・リヴェール 2009/01/13 21:11 |
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