漫画家との座談会 その40 計算できる? できない? ほうし「第29話『借金を支払う三つの方法』はいかがでしたでしょうか。」 すずな「どれもまともな方法じゃないよね。」 ほうし「初めはビカラとボーセアンの話だけにしていたんだけど、そういえば大きな借金を抱えている人物がいたと思って、ルイ14世を付け加えてみたよ。」 すずな「正確にはフランスの国庫の借金だけど、朕は国家なりっ… トラックバック:0 コメント:2 2021年03月05日 続きを読むread more
漫画家との座談会 その39 牛になる ほうし・すずな「皆様、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。」 すずな「第29話『借金を払う三つの方法』の掲載は1月4日からですので、今しばらくお待ちください。」 ほうし「え、これで新年のご挨拶はおしまい?」 すずな「と、いうと?」 ほうし「今回の座談会のお題、『牛になる』って? お… トラックバック:0 コメント:2 2021年01月01日 続きを読むread more
漫画家との座談会 その38 ゆらゆらばらばら すずな「読者の皆様、遅ればせながら座談会を開催したいと思います。」 ほうし「第28話『振り子は揺れ、天球は回る』はいかがでしたでしょうか。いろんなものが揺れましたが、最後は回り回って、とにかくめでたしということで…。」 すずな「でも、作者は意地悪だから、登場人物たちには大きな試練が待ってるんだよね。」 ほうし「その“作… トラックバック:0 コメント:0 2020年12月07日 続きを読むread more
漫画家との座談会 その37 知は力なり ほうし「『第27話 ビカラのヴェルサイユへの道』」はいかがでしたでしょうか。」 すずな「ビカラは自分の向き不向きを全然わかっていないなあ。もしも、料理人としての道を選べば、ヴェルサイユへの道ももう少し安泰で着実なものになったかもしれないのに…。」 ほうし「それができないのが、ビカラなんだよね。それにしても、よくこんなひどい… トラックバック:0 コメント:0 2020年09月15日 続きを読むread more
漫画家との座談会 その36 選択 ほうし「『第26話 剣とリュート』完成! 読者の皆様ご愛読ありがとうございます。」 すずな「ま、シラノがどちらを選ぶかは、最初からわかってたけどね。」 ほうし「そんなこと言わないでよ。どちらを選ぶかは、次の話で明らかになるんだから。」 すずな「そうだったか。でも、読者の皆様ももうおわかりですよね。」 ほうし「いや… トラックバック:0 コメント:0 2020年07月28日 続きを読むread more
漫画家との座談会 その35 『若草物語』? ほうし「た、たいへんなことが…。」 すずな「いったいどうした? そんなにあわてて。」 ほうし「うちの家族が熱を出して、喉も痛くて、すごくだるくって…。もしかしたらあれかも?」 すずな「COVID-19の可能性が?」 ほうし「こびと19? こびとは7人じゃないの?」 すずな「『白雪姫』の話をしてるんじゃないよ… トラックバック:0 コメント:0 2020年05月01日 続きを読むread more
漫画家との座談会 その34 またまたシンクロ? ほうし「どうしよう。漫画でみんなを風邪ひかせたら、世間でも新型コロナウィルスがはやって大変なことになってしまったよ~。」 すずな「落ち着いて、落ち着いて。そういうシンクロはこれまで何度もあったじゃない。」 ほうし「でも、全国一斉に休校になったり、いろんなイベントが次々と中止されたり…。どこに行っても感染してしまわないか心配だ… トラックバック:0 コメント:0 2020年03月19日 続きを読むread more
謹賀新年 すずな・ほうし「皆様、あけましておめでとうございます!」 すずな「昨年末は漫画が休み休みの掲載になってしまったねえ。」 ほうし「うん、家族がインフルエンザになったり、仕事の依頼が新しく来たりして…。描きたいことはたくさんあるんだけど。」 すずな「そうそう、次はけっこう重要な話になるみたいだね。」 ほうし「… トラックバック:0 コメント:4 2020年01月01日 続きを読むread more
残暑お見舞い 残暑お見舞い申し上げます。 猛暑に引き続き、大型台風の襲来と、気象的にたいへんな日々が続いています。 さて、それに加えて、漫画家に他の仕事が入ったため、『ガスコーニュのつわものたち』の連載はしばらくお休みさせていただきます。 なにしろ、うちの漫画家は一つのことに集中すると他のことができないたちで、複数の仕事を同時進行さ… トラックバック:0 コメント:0 2019年08月15日 続きを読むread more
漫画家との座談会 その33 科学を学ぼう ほうし「みなさま、『第23話 乙女と月と』はいかがでしたでしょうか。」 すずな「いや~、恋する乙女は、まさにどんなことでも、やってのけるもんだねえ。」 ほうし「ボーセアンが月を見るためならどんなことでもするのと同じだよ。そういえば、あのボーセアンの長いセリフ、完全にお任せにしたけど、よくあれだけのスペースを埋められたねえ。」… トラックバック:0 コメント:0 2019年07月27日 続きを読むread more
漫画家との座談会 その32 誰がモテ期? ほうし「みなさま、第22話『五人のガスコン』は、いかがでしたでしょうか。」 すずな「21話ではダルタニャンの計らいで、逮捕を免れたのに、結局4人が逮捕される羽目になってしまったね。」 ほうし「みんなエネルギーが有り余ってるからなあ。」 すずな「うん、特にボーセアンは明らかにガスコーニュにいるときよりも楽しそうだね。」 … トラックバック:0 コメント:0 2019年06月17日 続きを読むread more
漫画家との座談会 その31 喪失 ほうし「どうしたの? 元気がないけど…。もしかして、ノートルダムが焼けたことがショックだった?」 すずな「うん…、それもあるんだけど。実は…、『野球団レ・カミザール』のアイデアをくれたkunaiさんがネット上から姿を消してしまって…。」 ほうし「ええ!?」 すずな「私にはどうしようもなくて…。つくづく無力を感じるなあ。… トラックバック:0 コメント:0 2019年04月23日 続きを読むread more
野球団「レ・カミザール」誕生!? 多忙で調子を崩して漫画の掲載も途中でストップしてしまい、申し訳ありませんでした。 ようやく健康は回復しましたが、たまった仕事を片付けなければならす、漫画の再開はもうしばらくお待ちください。 その代わり、『陽気な日曜日』…いや『陽気な日曜日の世界』の方面から、なんと、登場人物たちで野球チームを作ったら…という話が浮上してきました。… トラックバック:0 コメント:2 2019年03月04日 続きを読むread more
漫画家との座談会 その30 前途多難 ほうし「『第20話 母の愛、子の愛』完成!」 すずな「それにしても、ボーセアンのお母さんが、あの、オーギュストの家庭教師をしていた人物のことをこんなにも深く心にとめていたとは知らなかったよ。」 ほうし「実はこれまで描いたものを読み返してみるまでは、自分でも知らなかった。」 すずな「ええ?」 ほうし「ほら、今回のお… トラックバック:0 コメント:0 2019年02月18日 続きを読むread more
漫画家との座談会 その29 シンクロ×シンクロ すずな「読者の皆様、お元気でしょうか。ようやくインフルエンザから立ち直ったすずなです。」 ほうし「漫画の世界と現実の世界とがよくシンクロするんで、なるべく登場人物をひどい目に遭わせないようにしてるんだけど、今回は病人を出さなかったのに病気になってしまったね。」 すずな「まあ、その点はね…。でも、他の所で、思いっきりシンクロし… トラックバック:0 コメント:0 2019年01月21日 続きを読むread more
寒中お見舞い 皆様、いつもブログのご愛読ありがとうございます。 今、インフルエンザがたいへんはやっております。 20年前にインフルエンザにかかって以来ずっとかからなかったすずなが、ついにインフルエンザにやられてしまいました。はしかなどでは免疫は一生ものですが、インフルエンザはさすがにそうはいかなかったようです。 皆様も暖かくして… トラックバック:0 コメント:0 2019年01月18日 続きを読むread more
2019謹賀新年 皆様、あけましておめでとうございます。 昨年は災害続きのたいへんな年でしたが、今年こそはいい年になってくれることを願います。 『ガスコーニュのつわものたち』19話では、無事に人質を奪還してこれでめでたしと言いたいところですが、まだやるべき事は残っています。 そもそもの発端であった演習中の誤射問題については、まだ何も解決… トラックバック:0 コメント:4 2019年01月01日 続きを読むread more
メリークリスマス! 皆様、メリークリスマス! イラストは、「ルカによる福音書」でのイエス生誕の一場面です。 なぜ羊飼いたちが恐れおののいているかというと、聖書にそう書いてあるからです。 イラストの横に文語で書いてありますが、口語訳すると次のようになります。 さて、この地方で羊飼たちが夜、野宿しながら羊の群れの番をしていた。 … トラックバック:0 コメント:0 2018年12月24日 続きを読むread more
漫画家との座談会 その28 疲労困憊 すずな「台風21号と北海道大地震で被災された方々にお見舞い申し上げます。こちらの周辺では、台風による人的被害はとりあえずありませんでしたが、様々な爪痕が残されています。マンションではベランダの間仕切りが軒並み吹っ飛びました。火災の時はそれを壊して隣家に逃げるという設備なので、適度に壊れやすいものではあります。これまでも1~2枚壊れたこと… トラックバック:0 コメント:0 2018年09月13日 続きを読むread more
漫画家との座談会 その27 「訴訟」に悩む ほうし「第17話完成!」 すずな「今回はペンペン・グーサの出番は乏しかったね。」 ほうし「だって、今回の主役は商人たちだもの。」 すずな「ミレイユが商人らしくなっていくだけじゃなく、純真な少年だったアーサーまでが…。」 ほうし「でも、婚約者のことを話している時は純真だよね。」 すずな「次はアーサーがパリのリ… トラックバック:0 コメント:0 2018年05月31日 続きを読むread more
漫画家との座談会 その26 インフルエンザの猛威! ほうし「た、助けて~」 すずな「どうしたん?」 ほうし「家族がインフルエンザにかかったと思ったら、私まで~。」 すずな「そりゃあ、たいへん。」 ほうし「だから、漫画もしばらく休ませて…。」 すずな「うん、わかった。ブログのことは気にせず、ゆっくり休んで。でも、お休みの連絡だけではつまらないから、明日からしば… トラックバック:0 コメント:0 2018年02月13日 続きを読むread more
2018謹賀新年 みなさま、あけましておめでとうございます。 今年も『ガスコーニュのつわものたち』をよろしくお願いいたします。 今年は1月8日までお正月休みをいただき、1月9日より第17話を開始する予定です。 第16話ではミレイユの夫が大活躍しましたが、第17話では、引き続きブライユ商会をめぐる商人たちの物語となります。 こうご期待! トラックバック:0 コメント:2 2018年01月01日 続きを読むread more
「陽気な日曜日の世界」論その10──読者への挑戦状の回答(そして反省) この記事はまず「陽気な日曜日の世界」をご覧になってからお読みください。 読者への挑戦状の問題は、「陽気な日曜日の世界」によって、実は世界の一部が改変されたのでしたが、それはどの箇所だったのでしょうかというものでした。 さて正解の発表です。 ダララララララララララララ… 正解は 第四話 モリエール的喜… トラックバック:0 コメント:6 2017年10月27日 続きを読むread more
「陽気な日曜日の世界」論その9──資料 この記事はまず「陽気な日曜日の世界」をご覧になってからお読みください。 今回は、「陽気な日曜日の世界」の対戦で各人が持っていたデッキを紹介します。小説中に登場せず、デッキの中に眠ったままのカードもずいぶんあります。(一つのデッキは40枚以上60枚以下と決められています。) 実際にこのデッキで対戦してみたら、はたして小説のよ… トラックバック:0 コメント:0 2017年10月26日 続きを読むread more
「陽気な日曜日の世界」論その8──補遺 この記事はまず「陽気な日曜日の世界」をご覧になってからお読みください。 すずなのデッキでは《ご隠居の猛毒薬》はかなり活躍したカードでした。 実は、当初の案では、次のような場面がありました。しかし、1ターンに手札から出せる魔法・罠カードはそれぞれ1枚までという「スーパーエキスパートルール」を採用したために、この場面がどうして… トラックバック:0 コメント:0 2017年10月25日 続きを読むread more
「陽気な日曜日の世界」論その7──未来からの啓示 この記事はまず「陽気な日曜日の世界」をご覧になってからお読みください。 『陽気な日曜日』という小説は漫画『ガスコーニュのつわものたち』の続編として書かれたということは前にも述べました。 小説を先に掲載しましたが、作られたのは漫画の方が先でした。(現在掲載中の漫画は、その時に作成した原稿にさらに加筆修正しつつあるものです。)… トラックバック:0 コメント:6 2017年10月23日 続きを読むread more
「陽気な日曜日の世界」論その6──過去との邂逅 この記事はまず「陽気な日曜日の世界」をご覧になってからお読みください。 『陽気な日曜日』は17世紀末から18世紀初にかけての物語ですが、そこには過去に関する情報がたくさんつまっていて、それが現代の私たちと共通の知識の土台にもなっています。 過去の人々が記した著作の中には、当時は有意義であったり斬新であったりしたものも、今日… トラックバック:0 コメント:0 2017年10月22日 続きを読むread more
「陽気な日曜日の世界」論その5──鉄の法則 この記事はまず「陽気な日曜日の世界」をご覧になってからお読みください。 この世界は“固有名詞以外の外国語は使用することができない”という鉄の法則の支配下にあります。そして、フランス語はすべて作者の母語、すなわち日本語で表現されます。 私が『陽気な日曜日』を書くに当たって、そういう縛りを自分に課した理由は、外国の文学を読… トラックバック:0 コメント:0 2017年10月20日 続きを読むread more
「陽気な日曜日の世界」論その4──否定の否定 この記事はまず「陽気な日曜日の世界」をご覧になってからお読みください。 田宮さんと『陽気な日曜日』の世界とは、基本的に互いに相容れない存在です。どちらも相手をまずは否定しています。 冒頭の田宮さんによるイエス・キリストに関するざっくり解説──未だかつてこんなわずかな叙述でイエスの生涯について語られたことがあったでしょう… トラックバック:0 コメント:0 2017年10月19日 続きを読むread more
「陽気な日曜日の世界」論その3──エジプト神話とノストラダムス この記事はまず「陽気な日曜日の世界」をご覧になってからお読みください。 とは言っても、『陽気な日曜日』はあくまでも歴史小説です。それを、どうやって現代や近未来(あるいは異世界)の物語とうまくつなげることができるか、いろいろ悩みました。 しかし、その答えを探すのに遠くまで行く必要はありませんでした。それは、原点に立ち返ること… トラックバック:0 コメント:0 2017年10月18日 続きを読むread more