野球団「レ・カミザール」誕生!?

多忙で調子を崩して漫画の掲載も途中でストップしてしまい、申し訳ありませんでした。
ようやく健康は回復しましたが、たまった仕事を片付けなければならす、漫画の再開はもうしばらくお待ちください。

その代わり、『陽気な日曜日』…いや『陽気な日曜日の世界』の方面から、なんと、登場人物たちで野球チームを作ったら…という話が浮上してきました。

原作HPさんやタミユクに出た各世界のメインキャラクターで野球チームを作り、対戦したら……

遊戯王創作野球部大会(kunaiさん「ハピフラハウス(仮)より)


『陽気な日曜日の世界』でタミユクに出たという条件に当てはまるので、ぜひ、うちの登場人物たちにもやらせてみたいと思いました。

はたして17世紀のフランス人たちに野球ができるのでしょうか。

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さて、はじまりはじまり…。

ここは、国王軍と闘うレジスタンス「カミザール」の隠れ家。
幹部たちの朝の会議は、なにやらいつもと違う様子。

アル「ジャン、新たな神の啓示を感じたということだが、なぜみんなに話してくれないんだ。」
ジャン「…実はおれ自身にも、何がなんだかわからないんだ。」
ロラン「わからないだって? 言ってくれなければ、それこそわからないだろ。」
カスタネ「おれなんか、わからない時はとにかく落とし穴を掘るね。」
ディマンシュ「言葉にしてみたら、不確かなものが形を取るかもしれない。」
ジャン「う、うん…野球…。」
みんな「野球?」
ジャン「ほら、やっぱりみんなもわからないだろ。でも、その…野球の選手団を作れって、誰かが言うんだ。おれの頭の中で…。」

そこへ、普段は別行動を取っているアブラアム・マゼルが妻のサラと共に登場。

ディマンシュ「やあ、マゼル! 君が来てくれるとはうれしい。」
マゼル「へん、本当は来たくなかったんだけどよ。おかしな夢がおれを突き動かすんだ。」
サラ「この人ったら、わけわかんない夢見た、ってわめいてばかりいるもんだから、あたしが、みんなが集まっている所に行けば誰かが解き明かしてくれるんじゃないかなって、言って…。」
マゼル「サラ、あとはおれが自分でしゃべる。…実はその…野球って…何のことか誰かわかるか。」

一瞬静まりかえった座に驚きの声が爆発。

みんな「野球??!!」
マゼル「ほうら、やっぱりみんなおれのことを奇異の目で見やがる。」
ジャン「マゼル、違うよ。おれがさっき言ったんだよ。野球のこと…。」
マゼル「なんだって、おまえも?」
ディマンシュ「ジャンとマゼルが同じ言葉を口にするとは…、これはやはり神の啓示として、実行すべきではないだろうか。」

ディマンシュは、ジャンとマゼルから詳しく神の啓示の内容を聞き出し、それにふさわしい選手団を結成する手はずを整えた。(画像をクリックすると拡大します。)
画像



ディマンシュ「監督は私ディマンシュ・ブライユが勤めるが、誰も異存はないだろうな。」
マゼル「みんな実際に体を動かす方が好きなんだから、そんな役を買って出たがるやつなんて誰もいないぜ。」

ディマンシュ「では、それで決定ということで、九名の選ばれた人員を打席の順に発表する。一番打者はジャン・カヴァリエ。」
ジャン「おれが一番! 体が震えてくるな。」
ディマンシュ「我々の最高責任者である君が真っ先に先陣を切るのがよいと思った。守備は二塁手。内野の司令塔だ。」
ジャン「がんばるよ。」

ディマンシュ「二番打者はアルベール・ブライユ。」
アル「おれか。ジャンの後に続き、彼を援助する。」
ディマンシュ「さすがにぼくの意図をよくわかっている。守備は三塁手。走者の様子にも目配りが求められる。」
アル「よーし。」

ディマンシュ「三番打者はアブラアム・マゼル。」
マゼル「おれがジャンやアルの後塵を拝するのか?」
ディマンシュ「三番打者には長打が期待されている。一塁と二塁に走者がいれば大量得点の好機となる。守備は強肩を必要とする右翼手だ。」
マゼル「なんだ、おれの力自慢を認めてくれてのことか。よし、いっちょやってやるか。」

ディマンシュ「四番打者はマクシミリアン。」
マクシミリアン「ははっ。」
ディマンシュ「説明の必要はなかろうが、“最強の門番”たるその力と技を遺憾なく発揮してくれたまえ。守備は中堅手。外野の要だ。」
マクシミリアン「ご期待通りの働きをお見せいたしましょう。」

ディマンシュ「五番打者はアンリ・カスタネ。」
カスタネ「やったぜ!」
ディマンシュ「穴掘りの手腕を生かしてくれ。守備は左翼手だ。」
カスタネ「マゼルやマクシミリアンと同じ外野か。かわいこちゃんに、いいとこ見せなくちゃな。」

ディマンシュ「六番打者はロランことピエール・ラ・ポルト。」
ロラン「ちっ、下位打線か。確かに長打力にかけてはあいつらの方が上だな。しかし、おれには右でも左でもどちらでも打てるっていう誰にも負けねえ技があるぜ。」
ディマンシュ「ロラン、さすがだ。下位打線と気を抜いた相手側の度肝を抜いてやってくれ。守備は一塁手だ。」
ロラン「おれは遊撃手って言ってなかったっけ?」
ディマンシュ「最初はそうも考えたが、左利きのよさを生かして一塁手にする方がいいという結論に達した。もちろん、君は右でも投げられるから、時々交代してもいい。」
ロラン「わかったぜ。攪乱作戦ならまかしとけ。」

ディマンシュ「七番打者はジェデオン・ラポルト。」
ラポルト「おれのような老体を引っ張り出してくるとはどういうわけだ。」
ディマンシュ「ラポルトさんはまだまだ壮健ですし、何よりも経験があります。守備の要である捕手はラポルトさん以上の適任はいません。」
ラポルト「ふふん、うまいことを言う。まあ、悪い気はしないな。」

ディマンシュ「八番打者はサラ。」
サラ「あたし!」
ディマンシュ「下位打線で女とくれば、相手は数あわせと甘く見てくるだろう。そこを思いっきりぶちかましてくれ。守備は遊撃手だ。」
マゼル「おいおい、サラはおれの近くの一塁手じゃなかったのかい。よりによって他の男どもに一番囲まれる遊撃手だなんて…。」
サラ「あんた、そんなことぐらいであたしのあんたへの愛が揺らぐわけないじゃないか。それに時々は交代して一塁に戻ってくるから。」
マゼル「サラ…、おまえはなんていい女なんだ。」

ディマンシュ「九番打者はガブリエル・ブライユ。」
ガブ「あたし?」
ディマンシュ「守備は投手。」
ガブ「待ってよ。投手といえば一番大切な役割じゃないの。それ、あたし?」
ディマンシュ「投手に一番大切なのは度胸です。ぼくの見るところ、おばさん以上に度胸のある者はおりません。」
ガブ「そ、そうかな。」
ディマンシュ「それにおばさんの身体能力の高さは箒の使い方一つを取っても充分証明済みです。しかも少女の頃は男装していて、すっかり少年だと信じられていたという話もお聞きしましたし。」
ガブ「わかったよ。あんたに口説かれたらやるしかないね。ところでいくつか質問していい?」
ディマンシュ「何なりと。」
ガブ「あんた、何で監督を買って出たんだい? あんたが頭脳派だってことは知ってるけど、あんたの運動神経だって悪くないだろうに。おまけに衣装の手配まで率先してするなんて。」
ディマンシュ「これが適材適所というものです。」
ガブ「ふ~ん、そうかい。じゃあ、もうひとつだけ。」
ディマンシュ「どうぞ。ぼくに答えられることなら。」
ガブ「あたしたちって、いったいどこの選手団と対戦するんだい?」
ディマンシュ「…。」



野球団「レ・カミザール」の対戦相手は神のみぞ知る。

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この記事へのコメント

2019年03月05日 10:56
あれから音沙汰ないと思っていたら、このような企画が!
投手ガブリエル、これしかない配置ですね!
ジャンは腕力こそ不足がちでも出塁率は相当高そうです。そういう意味でも一番打者向き。
ディマンシュも出塁率は高そうですが、やはり監督の方が如何なく才を発揮できるでしょうね。
2019年03月06日 08:01
アッキーさん、kunaiさんのブログを見てから、すぐに相棒にみんなのイラストを描いてもらえないかと打診したら、二つ返事でOKが出ました。
というか、私以上にノリノリで、アドルフはもちろん、あの人物も、この人物も出したいなどと言ってくるのを押さえるのがやっとでした。
『陽気な日曜日の世界』からすれば、アドルフを出したかったのは私も同じですが、カトリックの面々にあまりいいのがいなかったのでやめました。(主要キャラ以外を入れるとたくさんいますが。)「レ・カミザール」のチームにアドルフを入れると、絶対チームワークに難ありですから。
ジャンの一番打者は、みんなの士気を高めるのにいいかなと思いましたが、たしかに出塁率も高そうです。
ディマンシュは参謀+雑用係といういつもの立ち位置ですが、さすがの彼も情報がなければ(今の時点で)、答えられませんでした。

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