り 輪転機回せ 欧州全土に革命の嵐

り 輪転機回せ 欧州全土に革命の嵐
(1848年二月・三月革命)

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 1830年のフランス七月革命によって生まれた社会は人々の期待を裏切るものでした。労働者・農民の権利は抑圧されたままで、国王ルイ・フィリップは銀行など大資本家の利益ばかりを擁護していました。
 人々は選挙権の拡大を求めて「宴会」を盛んに開きました。(この頃、集会は禁止されていたので、「宴会」という名目で人々が集まって政治的主張をおこなう場としていたのです。)
 しかし、1848年2月22日、その「宴会」に対して強制的に解散がおこなわれました。それに市民が猛反発し、さらに鎮圧を命じられた兵士の一部も市民側に加わり、2月24日、国王は政権を投げ出してイギリスに亡命しました。こうしてフランスには再び共和制が成立しました。

  このころ全ヨーロッパでは様々な矛盾がマグマのようにたまっていました。
 相変わらず専制的な身分差別・民族抑圧に加えて、資本家と労働者の間の矛盾対立も始まっていました。これまでの社会では凶作などで物が乏しいことが貧困の大きな原因でしたが、今や物を多く作りすぎることによる貧困=過剰生産恐慌が社会の中で猛威をふるうようになってきたのです。こうした資本主義の矛盾を指摘した『共産党宣言』が発表されたのはちょうど二月革命直前のことでした。

 フランスで起こった二月革命はすぐさまヨーロッパ全土に広がりました。 
 3月にはオーストリアでメッテルニヒ宰相が辞任・亡命することになり、1815年以来続いていた「ウイーン体制」と呼ばれる反動的な体制は終わりを告げました。そして、オーストリアの支配下にあった諸民族の独立を求める運動が高揚していきます。
 押さえつけられていた言論も活発化し、新聞や雑誌がどんどん発行される時代に入りました。1846年には最初の輪転機が発明されています。

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