慧眼なる読者との対話(41)

 読者の皆様、第40話はいかがでしたでしょうか。ラポルトの元に若者たちが次々に結集してきました。シェーラ司祭襲撃事件の時は50~60人で、それからいったん半分に減りましたが、今や約100人に増えました。攻撃をしてはすぐ逃げるという戦法だけでなく、直接国王軍と対峙して大きな打撃を与えることもできるようになってきました。勢いに乗るラポルトの部隊はこれからどのような闘いを展開するのでしょうか。次回は「第41話 カミゾを着る者たち」です。

「で、マリエットはどうしたんだね。」

「えっ?」

「前回の対話では、マリエットが新しいヒロインになるのかどうかといった話がほのめかされていたが…。」

「あれ? 40話にちゃんと登場してますよ。ジャンやディマンシュといっしょにラポルトの部隊に入って、ラポルトのおかみさんといっしょに食事に支度を手伝っている場面があったと思いますが。」

「食事の支度? せっかく再登場したというのに、そんなつまらん仕事しかしていないのかね。」

「そんなことを言ってたら、あなたもラポルトのおかみさんに叱られてしまいますよ。いいでしょう。お望み通りマリエットには危険な任務をやってもらうことにしましょう。それで彼女に何かあったらあなたのせいですからね。」

「なんという責任転嫁であろう。登場人物たちの運命の責任は当然作者にある。きっと彼女を過酷な目にあわせるつもりなのだろう。」

「さあ…?」

第39話に関する覚書

1702年8月~9月

場所
ポン・ド・モンヴェール
サン・コーム男爵領
モンペリエ
ウーゼの樹海の奥
ジャン・ドメルグ

登場人物
ディマンシュ・ブライユ…ユグノーの青年、信仰の自由を獲得するためにセヴェンヌの反乱に参加。
ジャン・カヴァリエ…ディマンシュの同志。彼と行動を共にする。
マリエット…ユグノーの娘。ディマンシュ、ジャン・カヴァリエと行動を共にする。
ジェデオン・ラポルト…セギエ処刑の後、残りの仲間を率いて活躍。
サン・コーム男爵…元ユグノーであったがカトリックに改宗し、迫害と弾圧の先兵となる。
アブディアス・モレル…カチナ元帥の元配下。サン・コーム男爵襲撃の首謀者。
風車小屋の粉屋…サン・コーム男爵に殴られる
モレルの仲間の農民たち
サン・コーム男爵の御者、従僕
ブログリ伯爵…ラングドック軍の無能な総指揮官。
アブラアム・マゼル…メゾン・アンドレ襲撃に参加。ラポルトと行動を共にする。
マクシミリアン…コルネリー家の門番。手練れの軍人。
ロラン(ピエール・ラポルト)…毛梳き職人。コルネリー家の娘マルトの伴侶。
ロランの弟たち
ジャックリーヌ…コルネリー家の娘たちの付き人
マルト…コルネリー家の姉娘。ロランの伴侶。
カトリーヌ…コルネリー家の妹娘。
ラポルトの妻…太った中年女性。偽情報の担当として作戦に加わる。
バヴィル知事…ラングドックにおける最高権力者。
プール隊長…ラングドックの国王軍における最強の軍人。
アレクサンドル・ド・ピュイマルセ…サン・シャプト男爵の弟。プール隊長の部下となる。
アドルフ・ド・ルール…カトリックの青年貴族。プール隊長の副官。

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この記事へのコメント

沢里尊
2009年09月30日 12:00
SUずなさんの場合、試練は最高で「死」だから気が抜けません。
前に「くの一絶体絶命」という動画を見ていて、くの一が屋敷に忍び込んだものの、侍たちに囲まれ、戦闘。多勢に無勢で大ピンチ!
まさに絶体絶命。
いつ仲間が助けに来るかと思ったら斬り殺されてしまった。
おい!
絶対安全保障付のスリルを味わえる沢里作品と違い、情け容赦ない作品は多い。
すずなさんの武人の情けに賭けるしかないか。
そう言いながらヒロイン危機一髪を期待する悪魔の心と戦う日々…。
それよりまずディマンシュのほうが危ないか。
2009年10月01日 14:09
沢里さん、たしかに私の作品は絶対安全保障付きじゃないですねえ。もうすでに何人か死なせていますし…。
ディマンシュはまだそんなに危なくないですよ。彼のことを知っているのはアドルフだけで、アドルフにしても具体的にディマンシュを追い詰める手段を持っているわけではありませんから。ということは、一番危険なのは…?

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