七草なずなの事件簿5-6

Chapter5  しかし、いくら待っても恣意社からの振り込みはなかった。これがないと生活に困るという金額でもないから、もうほっておこうかというなげやりな気持と、ちゃんと仕上げた仕事に報酬がまったくないことの悔しさが入り交じって、だんだん、他の仕事が手に着かなくなってきた。  電話でひとこと問い合わせをしてみればよいとは分かって…
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七草なずなの事件簿3-4

Chapter3  仕事に疲れたなずなはすずなに仕事の愚痴を吐き出した。すずなは、愚痴を聞くのも仕事のうちと割り切って、なずなの精神状態を少しでも平静にもどそうと、相づちをうった。 「どうも、この恣意社の人は仕事の手際が悪すぎるわ。最初の打ち合わせになかったことを次々追加してきたり、さんざん向こうの言うとおりにあれこれ手直しした…
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七草なずなの事件簿1-2

 今から約20年前に行政書士突破塾の場をお借りして発表した小説です。  このほど「田宮行方の世界」の舞台として再登場させようということになりましたので、まずは元の小説をご覧ください。 Chapter1  七草なずなは、学校を卒業後、小さな会社に勤めるOL生活をしばらく続けていた。しかし、特技を生かした副業の方が忙しくなり、…
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漫画家との座談会 その37 知は力なり

ほうし「『第27話  ビカラのヴェルサイユへの道』」はいかがでしたでしょうか。」 すずな「ビカラは自分の向き不向きを全然わかっていないなあ。もしも、料理人としての道を選べば、ヴェルサイユへの道ももう少し安泰で着実なものになったかもしれないのに…。」 ほうし「それができないのが、ビカラなんだよね。それにしても、よくこんなひどい…
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