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help リーダーに追加 RSS 第30話 荒野の説教者-15

<<   作成日時 : 2008/05/15 00:39   >>

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 ポワーヴルはさらに続けた。
「君の努力はまったく尊敬に値するよ。しかし、時には全てをさらけ出して、怒ったり、泣いたり、笑ったりした方がいいと思うね。あまり胸の中に思いを閉じこめておくと、突然暴発することがある。それが外に向かえば人を傷つけ、内に向かえば病となって肉体を蝕む。君の場合おそらく内に向かう方向に作用すると思うね。」
「それが、君がぼくに何かとおせっかいをしてくる理由なのか。」
 ディマンシュは苦笑いをした。
「まあ、そういうことだと思ってくれたらいい。できれば、君の情熱のありったけを注ぎ込める対象があれば、ぼくがそんなことを心配しなくてもすむんだが…。そういう意味では、君がフランス行きに選ばれなかったのは本当に残念なことだ。」
「もうその話は決まったことだ。これ以上蒸し返さないでくれ。」
「ちょっと待ってくれよ。まだ諦めるのは早いぜ。君はもしかしてぼくが向こうで骨をうずめるつもりだとでも思っているのかもしれないが、ぼくの任期はたった三年なんだ。ついさっき、そういう説明を受けたんだ。三年経てば、別の説教者と交代することになっている。その時こそ君の番だ。ぼくは実際に現地で任務を果たした者として君のことを強く推薦するよ。」
 果たしてポワーヴルの思い通りになるのかどうかはわからなかったが、ディマンシュは彼の厚意を素直に受け止めた。 
「ありがとう。君の心遣いに感謝するよ。」

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コメント(4件)

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ポワーブル、いい人だ・・・。
アッキー
2008/05/16 00:24
アッキーさん、ディマンシュもしみじみとそう思っているみたいです。
すずな
2008/05/16 00:43
脚の贅肉に悩んだのは劉備玄徳でした。アニメだと劉備は好男子に描かれているので、小説であっさり「肥満」と書かれていると、女性陣はショックみたい。
そうだ。また篤姫の例ですが、水戸様(江守徹)があまりにも怖くて、皆ビビッて接していたのに、篤姫は面と向かって誤りを正す。江守様は「無礼者!」
と席を蹴る・・・と思ったが、「でも愉快じゃ。ワシにここまで言う者はおらんからな」と。それ以来、江守様は篤姫の味方になった。
篤姫やボワーブルのような裏表のない人間は強いんですよね。
沢里尊
2008/05/16 19:46
沢里さん、アニメや横山光輝の漫画では劉備は好男子ですね。でも、別の漫画『蒼天航路』では、劉備は原作通り腕と耳たぶが長く描かれていました。それはそれで面白い魅力がありました。
裏表のない人間は強い! まったくその通りだと思います。
すずな
2008/05/16 21:34

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