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ガトー師はその言葉が聞こえなかったのか、それともそ知らぬふりをしたのか不明では あるが、とにかく言葉を続けた。 「ポワーヴル君のすばらしいところは、…ほれ、あの…、なんと言ったかな…。そうそう、思い出した。あのブライユ君を恐れないことじゃ。」 さきほど問題になった人物の名が思いがけないところから出てきたので、一同はざわついた。 「わしの見るところ、どうやら他の学生はブライユ君が苦手なようじゃ。なにか、こう…、恐れをなしているというか、近寄りがたいものを感じているとでもいうような…。まあ、確かに無理からぬことじゃ。彼の魂は常に頑強な鎧をまとい、鋭い剣で武装しているのじゃから。しかし、ポワーヴル君だけはそれを恐れぬのじゃ。そして、わしは幾度となくポワーヴル君がブライユ君の魂の武装を解くのを見てきた。いかがかね。こんなことのできる人物が他にいるとでも?」 会議の出席者は顔を見合わせた。それぞれに思うところは違っていた。ガトー師の言うことに真実を感じる者もいれば、まったく理解できない者もいた。しかし、ガトー師の推薦する学生がこの事業にふさわしい人物であるとの確証を抱くものはまだ誰もいなかった。 |
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次元は違いますが、アントニオ猪木が新日本プロレスの事実上の最高権力者のとき、猪木がダメと言えば決定したカードも全部練り直し。社長も会長も猪木には逆らえない。 |
沢里尊 2008/05/11 08:12 |
沢里さん、面白いたとえです! |
すずな 2008/05/11 09:52 |
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