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第29話までお読みいただいた皆様、ありがとうございます。最も非力な者が何らかの能力を持った者以上の働きをしたり、困難を乗り越えて友情がより強固に結ばれたりと、使い古された設定ではありますが、このような素直な展開も気に入っております。 次回は久しぶりにジュネーヴの場面もあります。題して「荒野の説教者」。いよいよ本題に入ってくる感じですね。 「と言いつつ、またまたじらすのであろう。」 「あ、どうしてそんな読者の皆様をがっかりさせることを言うんですか。お約束しましょう。久々に我らが主人公ディマンシュが登場することを。」 「ジュネーヴの引きこもりのことなんかもう読者諸氏も忘れてしまっているだろう。今頃登場しても、人気はすでに新しい登場人物たちの方に移っているからな。」 「そんな、かわいそうなこと…。」 「そんなかわいそうな目に遭わせているのは、どこのだれなのだね。」 「はい。この私でございます。」 「そして、彼にはさらなる苦難が待ち受けているというわけだな。」 「もちろん、そうでなくては主人公はつとまりません。」 「で、ロランの方はこれでおしまいなのかね。」 「おしまいなはずないでしょう。まだまだこれからですよ。次の話でも少しだけ進展があります。」 セヴェンヌとジュネーヴが、そしてロランとマルトがいかなる形でつながっていくことになるでしょうか。「第30話 荒野の説教者」をお楽しみに。 第29話に関する覚書 |
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