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大男がロランの方を向いているのをいいことにマゼルは男の背後に忍び寄ると、いきなり男の背中にしがみついた。 「アル、今だ! ロランを連れて逃げろ!」 アルはマゼルの声に応えて、ロランの縄をほどこうとした。しかし綱は固く結ばれ、なかなかほどけなかった。マゼルは自分が男の動きを封じているのに、アルがもたもたしているのに我慢ならなくなり、男の手から直接縄をもぎ取ろうとした。すると、マゼルがそうするのを待ち受けていたかのように、マクシミリアンは自分からさっと綱を離すやマゼルの腕を取り、そのまま投げ飛ばした。マゼルの捨て身の攻撃で一瞬の自由を得たロランであったが、逃げ出す暇もなく今度はマゼルの巨体が振ってきた。そばにいたアルもろともマゼルの下敷きになり、三人は折り重なって倒れこんだ。彼らが動こうにも動けないのを見て、マクシミリアンは勝ち誇ったように叫んだ。 「ラ・サールのコルネリー家に手出しをするものはこうなる!」 その名を聞いて、群衆の中にざわめきが広がった。コルネリー家にはとてつもなく強い武人が従者として仕えているという噂を聞いたことがある者が何人かいた。そして、この広場に集まった人々はそれが噂以上のものであることを目の当たりにした。 「この者たちの仲間は他にもういないな!」 人々はいっせいに目を伏せた。当然のことながら誰も仲間と誤解されて同じ目にあいたくはなかったのである。しかし、その中で、ただ一人この恐ろしい男をまっすぐに見ているものがいた。それは、小さな男の子であった。おどおどとした態度ではあったが、下を向かずにいたのはこの少年だけであった。 |
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| 内 容 | ニックネーム/日時 |
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ついにジャンが飛躍のときを迎えましたね! |
ヒッピー 2008/04/25 09:18 |
ジャンが躍る。「ジャンピングニーパット!」 |
沢里尊 2008/04/25 21:38 |
ヒッピーさん、ジャンは相変わらず弱虫ではありますが、それでも、ここは彼の踏ん張りどころです。 |
すずな 2008/04/26 09:46 |
沢里さん、それジャンの隠し必殺技にいいかも。ついでに、ジャン! とバックミュージックが鳴り響く。(自分でパロディを作ってどうする。) |
すすな 2008/04/26 09:54 |
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