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ジャンは群衆の中にもう一度戻ると、すぐにアルとマゼルを探した。マゼルは誰かれかまわず怒鳴りつけていたし、アルはそんなマゼルが喧嘩を引き起こしそうになるのを止めるのに苦心していたので、すぐに見つかった。そして、ジャンは自分が見たことを二人に話した。 「なんだって!」 「ロランのやつそんな目にあっていたのか!」 二人ともすぐに助けに行かなければ、ということで意見が一致した。しかしジャンは、ロランを捕らえている男の恐ろしさを語った。 「あいつ…、すごく大きくて、とてもこわい顔してるんだ。ものすごく強いみたいだ。あのロランがあんなことされておとなしくしているくらいなんだから…。」 「それなら、なおさらだ!」 マゼルは叫ぶと今度はロランを助けるという明白な目的をもって、人だかりの間を突っ切っていった。さっきまでの彼にはなかった迫力が全身にみなぎっていた。その雰囲気を察知した人々は、自ら彼をよけていった。そうして、マゼルは難なく目的の場所にたどり着くことができた。そしてマゼルが作った空間の後をアルとジャンとが追いかけていった。 マゼルは、ロランを縛り上げている大男を見るや、ものすごい剣幕で叫んだ。彼もまた体格に関してはこの男に決して負けてはいなかった。見物人はこの新しい展開に騒然となった。 「やいやい、そいつを放しやがれ!」 「おまえはこの男の仲間か。」 「そうとも!」 マゼルはそう答えながら、その太い腕を振り上げた。 |
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泣かせる展開ですね。こういうときは、もう相手が自分より強そうとかは、考えてられないですね。いきなり殴りかかるのもどうかと思いますが。まずは話を聞く。 |
沢里尊 2008/04/21 20:23 |
沢里さん、いよいよ第29話のクライマックスに突入です。いきなり殴りかかったマゼル、どうなることやら。(たぶん予想通りのことが生じるはずです。) |
すずな 2008/04/22 08:02 |
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