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しかし、アルは精神を集中させて自分が思い描いている従兄との対話をしていただけで、マゼルが考えたように神に祈っているわけではなかった。一方、マゼルは神に祈った。 『どうか、神の栄光に浴することができるよう、おれに働きの場を与えてください。』 こう祈った後、マゼルの心には深く鋭い痛みが走った。それは、ジェデオン・ラポルトに横っ面を張り飛ばされた時よりも、もっと鋭くもっと深い痛みであった。 『おれは神に必要とされていない…?』 神のために働きたいという気持ちを人一倍持っているつもりでいたのに、それが妨げられるということはいったい何を意味するのか。 『まさか、そんな…。』 マゼルが目を開けた時、川に映った自分の顔はひどく不安に満ちていた。不安が不安を呼び、マゼルはすっかり弱気になってしまった。 『また今日もジャンに会えなかったら、おれはいったい…。』 そう思った時、ふと、川に映る自分の表情がジャンの表情に似ているような気がしてきた。 |
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