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「いつもは、ひとつの章が終わってから慧眼なる読者さんにご登場願っていますが、今回は、第二部が始まる前にお呼びいたしました。」 「で、なんだね。わざわざ年末の忙しいときにわしを呼びつけて何を言おうというのかね。」 「実は、そもそも、この小説の連載を開始する時に、言っておくべきだったんですが…。」 「もったいをつけるでない。」 「えーと、この小説も漫画もフィクションです。実際の人物、団体名等とは関係ありません。(棒読み)」 「なんだ今頃、そんな当たり前のことを。しかし、関係ないと言っておきながら、ルイ十四世だのカトリックや改革派教会だのと実際の人物や団体の名前を出しておるではないか。」 「そこなんですよ、気になるのは。ルイ十四世なんかはどうでもいいんですけれど、キリスト教徒の方々に不愉快な思いをさせては…と思いまして。」 「この当時のフランスで、カトリックが国家権力と結びついており、プロテスタントが激しく弾圧されたというのは事実であろう。歴史的事実を書いていることを批判するというのは、批判する方がおかしいのではないか。そんなことにびくびくせず、もっと毅然と振舞うべきであろう。」 「いや、私も、そのあたりでの批判を恐れているわけではないんですよ。実は、これから開始する第二部では、ジュネーヴが舞台になる場面が出てくるのですが、それに必要な資料、特に当時の学生たちがどんな生活をしていたのかという資料を見つけることができないまま、 「しかたがないではないか。言い訳はかえって見苦しいぞ。」 「わ、わかりました。えー、全てのご批判は甘んじて受けます。」 「それでよろしい。」 ![]() 「ところで、『第十三話 安息日(ディマンシュ)』の始まりは1月1日からですが、第二部のプロローグにあたる『幕間』を、明日12月31日に掲載します。ここで登場するジャン・マシップという人物は、第一部で登場したセギエやラポルト、それからまだ少年のジャン・カヴァリエやロランやマゼルと同様、実在した人物です。どんな人格を持った人物であったかは、これまた想像に頼るしかないのですが、金にがめつく、すれっからしなところがあるが、自分の仕事には誇りと責任感を持っているという設定にしてみました。こうした人物が歴史上の役割を果たすのはまだまだ先のことになるのですが、その時に突然現れても、『こいつら何?』と思われそうなので、今のうちに種を蒔いておこうという考えなのです。」 「用意周到なことだ。しかし、あまり早々と出しても、あまり間隔があけば、かえって忘れられるのではないか。」 「そうならないことを願っております。」 ![]() 「で、第二部を開始するに当たっての作者としての抱負はそれだけなのかね?」 「と、いいますと?」 「つまり、面白さに自信があるかどうかということだ。」 「第二部の連載を始めるにあたって読み返してみましたが…。はっきり言いましょう。第一部よりも面白いです。笑いあり、涙あり、 「ん?」 「障害に満ちた恋愛に、華麗なる活劇シーン、裏の裏まで真実を探り合う知恵比べ 「なにやらいかがわしい要素も混じっているようだが?」 「えっ? 気のせいではありませんか? そういうことを宣伝文句にするのも気が引けるのでちゃんと削除しておいたはずですが…。それでは皆様、よいお年を! 来年も『陽気な日曜日』をよろしく!」 |
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わーい、男の園だ、セミヌードだ。・・・えっ?!セミヌード?? |
アッキー 2006/12/31 04:07 |
おっと、やはりこの言葉に反応する方がいらっしゃいましたか。女性のではありません。もちろん“彼”のです。 |
すずな 2006/12/31 09:39 |
許容範囲ってありますよね。今年のニュースとして『ダヴィンチ・コード』がありました。上映前から大騒ぎになりました。私は見ていないから何も言えませんが。私の経験では、数年前NHK大河ドラマで、鎌倉時代を描いたとき。この時代に詳しい人はたぶん「作り過ぎ!」と怒ったのでは。私も途中で見るのをやめました。大事な場面で事実と違う。まあテレビの限界というか、映画なら真実を描けただろうけど・・・。という感じです。逆に私は『義経』には詳しくないから面白く見れたけど、詳しい人は「違う違う」と大騒ぎ。その時代に詳しいか、許容範囲はそれぞれ違いますからね。 |
沢里尊 2006/12/31 12:57 |
沢里さん、どうもご指摘ありがとうございます。 |
すずな 2006/12/31 23:56 |
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